ツバメの飛ぶ季節になりました。
ある5月・・・当時毎日通っていた道沿いにツバメの巣がありました。
最初は、お母さんツバメがずっと座っており、数日たつと小さなヒナが5羽生まれました。残念ながら一番小さかった1羽のヒナは巣から落ち死んでしまいました。残った4羽のヒナはすくすくと大きくなり、毎日そこを通るのが楽しみでした。どんどん大きくなり、もうすぐ巣立ちだなぁと思いながら見ていました。
ある日、一番体の大きなヒナがおしりをモゾモゾとずいぶんと巣から身を乗り出していました。これは!と思いしばらく眺めていると・・・飛び立ったのです!そしてあぶなっかしい様子で、すぐそばの電線にとまり、ギーギーと鳴き、巣にいるヒナ達を呼んでいるようでした。その時一緒にいた娘達も、今飛んだね!すごいね!と何度も繰り返していました。とても感動的なシーンでした!ツバメの巣ひとつにもドラマがあるのですね。