商品を購入する際、あなたはどんなことに注目しますか?
ちょっと小腹がすいたので、お菓子を買いにコンビニへ。売り場に行ってみると、いろんなパッケージが目につきます。爽快感あるデザインのお菓子や、高級そうなチョコレート。お菓子に限らず、商品のパッケージはお客様に選んでもらうためにいくつか色の工夫がされています。
まず、中身のイメージが付きやすい色であること。またお客様が好むような親しみやすい色であり、かつ他の商品と並べたときに目に付きやすい色であること。そのデザインありきで売り上げが左右されてしまう為、色選びは慎重です。
もちろん新しい客層を見出す為に、あえて今までのイメージとは全く違う色使いにする、という方法もあります。斬新な方法ではありますが、闇雲に変えればいいものではありません。多くの企業では大抵その場合、人種、地域、年齢、性別など数々の人々の色に対するイメージを分析し、その商品イメージにそぐう色を見つけています。その会社がどんなイメージでつけた色なのか考えてみるととても奥深いですよ。
参考書籍:よくわかる色と配色の事典葛西紀巳子、篠崎幸惠 著