日程:2008年6月21日(土)〜6月22日(日) 1泊2日
場所:山梨県河口湖畔周辺
初日に訪れたオルゴールの森美術館で、あのタイタニック号に乗せるはずだったオーケストラ自動演奏楽器「フィルハーモニック・オーケストリオン」出会いました。(写真中央の左側)なんでも納期が間に合わず、その楽器の代わりに8人の演奏家がタイタニックに乗り込み犠牲となったそうです。実際に起こった事だと思うとこの楽器の為に・・・となんだか切なくなりました。
ukai河口湖オルゴールの森美術館では、まずお庭の素晴らしさにびっくり!決まった時間になると、噴水が音楽に合わせて出て、時計台の人形も一緒に動いていました。バラ庭園では今が盛りとばかりに美しく咲き誇り、顔を近づけ香りも楽しみました。 オルゴールは昔の貴族のものだったということもあり大変豪華。スピーカー等は使っていないにもかかわらず、大迫力の音量でした。天井などの装飾も素晴らしく、贅沢な空間を満喫!
見くびってましたよ、オルゴールの森。宝石箱のようなオルゴールばかりかと思いきや、オーケストラを奏でる自動演奏楽器なるものまであるとは。そして、弦楽四重奏団の生演奏。「のだめカンタービレ」のおかげでクラシックは好きだから思わず聞き入る。ヴィヴァルディ「四季」で始まり、最後の曲は天空の城ラピュタ 「君をのせて」。あの地平線〜♪ですな。「ROSE GARDEN」も素晴らしい。バラはもっと大量生産するべきだ。
世界最大規模のダンスオルガンによる自動演奏。 音楽とともに、壁に飾られた人形達も動き出し、まるでホール全体が演奏しているかのよう。 次に、アンティークオルゴールの演奏とチェコの演奏家による生演奏。 心に響く音楽にうっとり。 様々な種類のバラの花と香り包まれたローズガーデンも綺麗でした。 また、ここでは挙式も可能。 ヨーロッパの庭園にいるかのような雰囲気とオルゴールの音に包まれてのウェディングも素敵ですね!
富士の樹海に囲まれた洞窟、富岳風穴。何とこの日、洞窟内の気温は0度! 洞窟へ続く階段は、一段下りるごとに気温がぐんぐん下がっていきます。初めは半袖だった私達も、あまりの寒さに上着を取りに車に戻ったくらい。 そして、洞窟の中はまさに天然の冷蔵庫!!昭和初期までは、蚕の卵の貯蔵に使われていたそうで、今でもその名残を見ることが出来ます。 夏でも溶けない氷柱や、暗闇に光るヒカリゴケなど、自然の神秘も堪能出来ましたよ。
何気なく見ているだけでも時代を感じられる、素敵な玩具達がいっぱい展示されていました。 展示品は玩具に限らず、レコードやタイプライター、工具セット、ポスター等も。当日たまたま館長さんがいたのですが、ご自身でもコレクションの数を把握しきれていないのだとか。 確かにこれだけたくさんあればそれもしょうがないのかも…!建物自体も「お家」のような感じで、ほわっと和めるひと時を過ごせました。
お昼は山梨名物ほうとう!あつあつ野菜たっぷりでおなかいっぱいの後 向かったクラフトパークでは、みんなで思い思いのガラス瓶を選ぶ中、 私は小さな透明のグラスをチョイス。 熱い釜の中に入れたグラスの口に細長い棒で何度も押さえながら形を作ると 口の先がひらひらのかわいい一輪挿しの出来上がり! ガラスが冷める間に訪れた木の花美術館では作者直筆のダヤンがずらり。 絵本の原画や壁一面に描かれた絵画はファンにはたまらないものばかり。 一枚一枚丁寧に書かれていることが伺い知れます。 そして出来たガラス細工を手に雨の中たどり着いたホテルでは、 目の前に雄大に広がる河口湖がお出迎え。 これで晴れていたらどんなに景色がよかったことでしょう。 夕飯は豪華なフルコースで、タイミングよく運ばれてくる食事に舌鼓。 さらにお風呂は露天でワイン風呂。赤いお湯がなんとも不思議。 ホテルの方の対応もとても丁寧で、優雅なひとときを満喫できました。
「自然・音楽・クラフト 〜五感をふる活用!」と題して行われた2008年社員旅行。
今回の社員旅行もこれまで同様、社員の慰労と懇親、そして体験を前提とした学びや発
見を目的に開催しました。たった二日間の旅程の中で本当に盛りだくさんの旅行。幹事に
はあらためてご苦労さまと労をねぎらいたいと思います。
訪れた「河口湖オルゴールの森」では時を超えてゆたかな調べを奏で続けるオルゴール
と弦楽四重奏による生演奏を満喫。「河口湖体験工房クラフトパーク」では各自で選んだ
ボトルやコップをユニークな形状の花瓶にするアートを体験。「木の花美術館」では皮細
工でも良くお目に掛かる『わちふぃーるど ねこのダヤン』に会い、「河口湖北原ミュー
ジアム・Happy Days」ではテレビ東京「開運!なんでも鑑定団」に鑑定士として出演され
る『北原照久(きたはら てるひさ)館長』ご本人とレリッシュメンバーで記念撮影!
北原さんはとっても気さくな方でお話も弾み、「今日は社員旅行ですか?とっても楽しそ
うな会社ですね!」と大変嬉しいお言葉を頂戴しました。ミュージアム内に展示してあっ
た「ビートルズ」のアルバム(もちろんLP版レコードです)を見て感動!中学生時代、父
親のレコードを聴きギターを練習していた青春時代の匂いを感じました。そして昭和初期
まで蚕の卵の貯蔵に使われていたという、まさに天然の冷蔵庫の「富岳風穴」にも訪れ自
然を巧みに利用した日本人の知恵を(冷気と一緒に!?)肌で感じる事ができました。
社員全員が何かを感じ、吸収する事ができたこの旅行。知行同一の言葉通り、得たもの
を今度は発揮する事で社員旅行を活かしてもらいたいと考えております。