SEO対策ではページボリュームを増やすことがとても重要です。なぜならば、ページ数が増えればそれに応じてキーワードも自然と増えていきますし、サイトへ訪れた方には内容が豊富で役に立つサイトである印象を与えます。と、言っても計画性も無くむやみやたらとページを増やしても逆効果。整理されていないサイトは見る人から敬遠されてしまいます。 では、無理なく無駄なくホームページを充実させるにはどうしたら良いか? 作成するページの具体例をまとめましたのでWEBサイト制作の際の参考にして頂きたいと思います。
ページボリューム増強法・15のポイントについて、以下で詳しく解説していきます。
製品・商品について細かく丁寧に記事を書きページを作ります。仕様、機能、成分、構成部品などキーワードがたくさん含まれるページですから意識的にキーワードを入れSEO効果を高めましょう。また、使い方に関しては写真をたくさん掲載してコメント・解説を入れたり、動画で見せてあげると良いですね。どんなに多くコメントを書くよりも、ビジュアルで見せたほうがより多くのイメージを短時間で伝えることができます。
製品・商品を購入してくださったお客さまに取材させて頂き、お客さまの声や活用事例を写真を交えて記事を書きページを作成すると良いでしょう。インタビュー式でも良いですし頂いたコメントを掲載するだけでも良いでしょう。また、営業とのトークで出た言葉を要約し書くのも良いでしょう。すでに使っている方からの絶賛の言葉やメリット・デメリットのコメントは購入の決断をする際の重要な判断材料になります。キーワードを意識するのは当然ですが、視聴者にこの製品・商品は購入するととても良いのだと思わせる事が大切です。
スタッフは取り扱っている製品や商品については隅から隅まで知り尽くしています。そんな彼らの率直な感想や思いを掲載しましょう。使い方の応用や裏技なども掲載したいですね。このページを見れば実際の店舗でスタッフの方に説明を受けたのと同じくらい製品や商品の事が良く分かるので、WEBサイトを見ただけの方でも購買意欲を高める効果が期待できます。
良くある質問や良く質問されそうな事については、あらかじめQ&AとしてまとめてWEBサイトに掲載しておきましょう。込み入った事ならともかく、WEBサイトの視聴者はすぐに欲している情報が得られなければ立ち去ってしまいます。お問い合わせフォームに名前、住所、メールアドレスを入力する手間を掛けてまで質問してくれる事は稀です。多くのサイトはその一手間を惜しんでいますから、あなたは手間を惜しまずQ&Aや良くある質問をWEBサイトに掲載してください。その姿勢が視聴者に伝われば、とても親切なWEBサイトであると評価され集客力アップ、売上アップに繋がります。
製品・商品の一覧やカタログのバックナンバーとは、いわば取扱品へのリンク集となります。検索エンジンのスパイダー(クローラー、ロボット)はそんなリンク集的なページを基点にしてサイトの奥深くまで来訪し、索引(インデックス)を作成していきます。SEO対策で最も大事な事ですが、検索エンジンのスパイダー(クローラー、ロボット)にはより多くの情報を収集してもらいたいので是非とも用意しておきたいページです。
業界用語や専門用語・略語を解説したり、基礎知識を書くことで初心者や関係者以外にも理解してもらい支持を頂けるよう、サイトの間口を広くする事が大切です。また、業界関係者にとっては当たり前の事も丁寧に解説しようとする姿勢は多くの人に好印象を与えます。製品や商品の説明の中などで出てきた用語は用語集へリンクを張ることで、使い易さ・分かり易さが格段に上がります。これはWEBのハイパーリンク構造を利用する常套かつ古典的な手法ですが、中小企業さんのサイトでは以外と活用されていないから驚きです。基本的な事だけに意識して作成してください。
どんなサイトを見てもあるのが当たり前のサイトマップ。サイトを見ていて迷ってしまったとき、見たい情報がどこにあるか探すとき、今見ているページがサイトの中でどんな位置づけであるか把握したいときなどに便利なページですね。視聴者にとって便利なページですから、当然検索エンジンのスパイダー(クローラー、ロボット)にとっても便利なページです。SEO対策の観点から見るとサイトマップのページを基点として情報を収集させることを意識すると効果的です。蛇足ですが、各ページのタイトルにSEO対策上重要なキーワードを含ませる事により、このサイトマップがさらに生きてきます。
例えば会社が新しい素材や製品を開発したら、すぐにニュースリリースを出して公表しますよね。商機を逃しては会社の損失になりますから、当然です。インターネットの利点の一つに迅速かつ広範な情報伝達能力というものがありますから、中小企業だって遠慮せずにニュースリリースを作るべきです。そしてSEO対策として活用するためにマスコミ関係や業界の著名なサイトから外部リンクしてもらうように働きかける事も忘れないでください。
特に近隣地域を対象としたサービス(役務提供)などでは、対応地域を明記することが重要です。キーワードに地域名を入れて検索するケースが増えているからです<(例)町田+歯科、町田+美容室など>。そこでSEO対策としては全てのページに営業上最も重要と考える地名・地域名を入れておきます。キーワードが不自然に現れないよう、ヘッダーのタグラインに含めたり、フッターに対応地域を明記する手法が考えられます。また、サービス対応地域を記述するページを個別に設けて詳しい対応地域とサービス内容を分かり易く解説する事も大切です。
同じ業種の会社であっても会社それぞれに個性があります。企業の理念、事業への思い、得意な仕事、社風など。それらが組み合わさって会社の魅力となり、お客さまから支持される事に繋がります。「どこかの会社と同じようなWEBサイトだね」と思われないよう、WEBサイトには自社の特長や取扱品・サービスへのこだわりを前面に出す事が大切です。中小企業こそWEBサイトに個性を表現し、お客さまにとってのオンリーワンである事を打ち出すべきと思います。
インターネットの利用が日常的なものになった今日、メーリングリストやブログを使って個人が自由に情報を発信するのは珍しい事ではありません。こうして個人でさえやっているのですから、中小企業も売上アップのため、顧客サービスのためにメーリングリストやブログ、掲示板を活用して頂きたいと思います。また、貴重な時間を費やして書いた記事はSEO対策的にも活用できるのでさらに詳しく説明します。 SEO対策的な観点で考えると投稿したキーワード満載の記事は自社のWEBサイトに掲載するべきです。しかしメーリングリスト・ブログ等のサービスは他社が提供していますから一所懸命執筆した記事はそちらのサイトに掲載され、他社のSEO効果を高めるだけでしかありません。そこで執筆した記事は自社サイトに転載する事でしっかりSEO効果を高める必要があります。
<次号予告>検索エンジン/ディレクトリサイトへの登録をご紹介します。