古くから親しまれている手ぬぐい。ねじって鉢巻にしたり拭くのに使ったり、のれんにしたり使い古しを雑巾にしたりと、様々な用途に使える万能布。タオル生地とは違って薄いので、ペットボトルにくるっと巻けば、水滴逃さぬペットボトルカバーの出来上がり。独特の風合いにこだわりの柄はちょっと懐かしく、どこかほっとするようなものばかりです。 ところで手ぬぐいってどうして端が縫っていないのでしょう。作るのが楽だから?いやいや実はこれは緊急時、たとえばケガをしたときなどに、簡単に切って使えるようにする為にわざと縫っていないのです。そういえば時代劇見てると不意に切れたぞうりの鼻緒を直すのに使うシーンとかありましたよね。布一つにあふれるこだわり。粋です。